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No.5 早まる入試日の中、新課程の導入

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新指導要領が中学校に導入されて、早くも一か月。09年から三年間、段階的に移行措置が数学-理科において行われてきましたが、全教科が全面実施された現場での対応が注目されます。 文科省の掲げる「生きる力を育む」という理念に基づいて、「知識」「技能」を身につけ「思考力・判断力・表現力」の育成に重点を置くこの改訂の中、現実的に子ども達にそれを浸透させる環境が整っているか、その態勢であるかが非常に重要です。 教科書のページは、06年比で全科平均1、3倍、02年比では1、5倍アップと大幅増加になり、内容も難化しています。授業時間数も五科平均1、1倍から1、3倍になっています。また中三での学習内容が相当多く、中一・二年の復習や反復に充てる時間が取れるかが懸念されます。そして先頃発表されたように、来春から公立入試日が前期、後期ともに数日早まります。それ故より早期から、受験対策を念頭に置いた学習が求められます。

従来の、指導範囲の「上限規定」から「下限規定」に変更されたとは言え、クラスのレベルや理解度、意識の差によって現実的には困難な場合も予想されます。受験に備えるには、計画的-系統的な学習が必須であり、今まで以上にそれを補う塾や家庭教師などの外的アプローチの必要性が高まるでしょう。

(教務 鈴木)