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No.15 公立・私立どっちがいい?

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この仕事を始めて早いもので、もうすぐ40年。大阪南部の進学希望は基本的に公立志望。積極的に私学進学を目指す生徒たちはまだまだ少数というのが実感である。

中3の保護者懇談会でよく聞かれる「うちの子は公立高校がいいでしょうか?それとも私立高校の方が?」とういう言葉に以前は「公立には公立の良さ、私立には私立の良さがある。自分でしっかり調べて自分に合った学校を選ぶように」と指導してきたが、最近は高校卒業後を考えると、生徒たち個人の思いだけではいかないと痛感する。

公私を含め学校を評価するにはいろいろな観点からみる必要があるが、進学から見ると、同偏差値であれば私学からの方が国公立大への進学率は高い。偏差値45くらいの高校からでも国公立大へ複数名合格させている。さらに進学も就職もしない生徒は私学にはほとんどいない。生徒個々のサポートを大切にする私学ならではの表れだ。

一方で公立高校では、先生ひとりがクラス、進学そしてクラブ活動と幅広い範囲をカバーする。見知った先生が学校生活の様々な場で指導してくれる安心感は生徒にとって大きいが、居残り補習や進路相談など生徒各自と向き合えるはずの放課後の時間も部活顧問で制限されてしまうこともあり「もっと教師の人数が増えれば、よりよく対応できるのに」と嘆く現場の声も聞こえる。

公立・私立ともに様々な取り組みで成果を上げる学校には生徒が集まる。少子化や大学入試改革を目前に、高校も変化を迫られている。生徒の個性や将来像に合わせた進学を指導する中、「公立には公立の、私立には私立の良さ」それをきちんと理解し受け止め、将来へ進んで欲しいと願う。(渡邊)